安倍首相の訪中初日、4つの意味深なことが…―中国メディア

Record China    2018年10月26日(金) 17時10分

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26日、日本の首相として7年ぶりに中国を訪れた安倍晋三首相について、観察者網は「訪中初日に見られた4つの意味深なこと」との記事を掲載した。

2018年10月26日、日本の首相として7年ぶりに中国を訪れた安倍晋三首相について、観察者網は「訪中初日に見られた4つの意味深なこと」との記事を掲載した。

記事がまず取り上げたのは、安倍首相の出発前の「つぶやき」だ。25日、首相はツイッターに「羽田空港は抜けるような青空です。中国への公式訪問は7年ぶりです。様々な課題がありますが、だからこそ、首脳同士がまさに胸襟を開いて、率直に、本音で語り合う。そのことによって、日中関係を新たな段階へと押し上げていきたいと考えています」と投稿。記事は「7年ぶりの訪中に安倍氏は感情を高ぶらせ、離陸前にわざわざツイートした」と好意的に紹介し、「『訪中は7年ぶり』との発言に(訪問まで時間を要したことへの)遺憾と、中国訪問への喜びが見て取れる」と伝えた。

後半部分についても「率直な意見」と評価し、「両国間には確かに多くの問題があるが全く接触しないということはできない。指導者は誠実に交流し、相違を取り除いていくべきだ」と主張。さらに、触れるに値するとして「専用機の北京到着時に広がっていた濃霧が夜の強風で晴れた」ことも取り上げた。

記事は「安倍首相に対する中国の手厚いもてなし」を2つ目の意味深な点とし、「大国は並々ならぬ対応を見せた」「人民大会堂で行われた日中平和友好条約締結40周年の記念レセプションには約100テーブルが並べられた。ここで開かれたレセプションとしては近年まれに見る規模」と説明。

3つ目の「日中経済協力写真展」については「安倍首相は李克強(リー・カーチアン)首相と参観。関係者によると、日本の対中政府開発援助(ODA)によるプロジェクトの写真も展示された」と述べ、日中両国にある対中ODAへの否定的な意見を紹介した上で「日本の中国侵略は疑いようのない罪悪。中国が日本の戦争賠償を放棄したことも事実。ただ、日本が自発的にODAで中国を助けたことは肯定に値する」と訴えた。

4つ目は「日中首相のレセプションでのあいさつ」で、記事は「深い哲理が見られた」と紹介。安倍首相のあいさつに関しては「日中両国はアジア、世界の経済発展にこの上ない役割を持っている。両国がともに努力し、日中が世界の平和と繁栄のために貢献することを希望する」という主旨の発言があったと説明し、「注目すべきは『対中ODAは終わりを迎えるが、両国は第3国市場での連携という新たな協力の空間を有した』点だ」と強調した。(翻訳・編集/野谷

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