Record China 2018年10月18日(木) 11時40分
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17日、中国新聞網によると、駐スウェーデン中国大使館は16日、中国の人権問題に関する現地紙掲載の文章について、「偏見に満ちた内容」と非難する報道官談話を発表した。写真はスウェーデン。
2018年10月17日、中国新聞網によると、駐スウェーデン中国大使館は16日、中国の人権問題に関する現地紙掲載の文章について、「偏見に満ちた内容」と非難する報道官談話を発表した。
談話は、スヴェンスカ・ダーグブラーデットが掲載した左翼党・外交政策報道官の文章を「中国の人権状況を訳もなく非難。新疆の発展状況をおとしめ、国に中国への圧力を要求した」と指摘。「偏見に満ちた内容で中国政府を侮辱。内政に干渉するものだ」と断じ、「イデオロギーで線引きし、人権問題の名を借りた政治的対抗、内政干渉に断固反対する」「左翼党が客観、公正の目で中国に向き合うこと、スヴェンスカ・ダーグブラーデットが中国について客観、公正に報道することを希望する」などと強調した。
中国とスウェーデンは「スウェーデンで中国人観光客が粗暴な扱いを受けた」ことをきっかけに対立を続けており、その火花は中国と現地メディアの間でも飛び散っている。スウェーデン・テレビ(SVT)は先月21日、コメディーショーで中国人観光客のトラブルを面白おかしく放映。中国大使館は22日、「道徳的に許せるラインを超えた」と抗議したが、番組の制作責任者は「中国人はユーモアとは何かを理解していない」などと回答した。中国大使館はSVTが24日出した謝罪声明を「人種差別的言動についての言及を故意に回避し、詭弁を弄して責任逃れをしようとしている」として受け入れない考えを示している。
さらにSVTの司会者は28日夜の番組で、「私は中国のネットユーザーからいじめを受けた。10億人に受けなかったジョークを発したこと、民族主義で不快に思った人には謝りたい。しかし、言論の自由を尊重しない中国政府には謝らない」と発言し、中国大使館は放送翌日に「対立をあおり立てている」との抗議声明を発表。大使館は今月14日にも「言論の自由は人種差別主義の隠れみのにならない」「SVTおよび番組関係者に重大な過ちの正視、中国に対する誠意ある謝罪を強烈に促す」などのコメントを発した。(翻訳・編集/野谷)
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