キャンセル理由は「釣魚島」=中国人の日本旅行「凍結」で観光業に大打撃―台湾メディア

Record China    2012年10月3日(水) 5時38分

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2日、中国では国慶節の旅行シーズンに突入した。だが、今年は尖閣問題のために日本旅行のキャンセルが相次いでいる。キャンセル理由に「釣魚島」とズバリ記入してくるケースもあり、日本の観光業は大打撃を受けている。写真は東京スカイツリー。

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2012年10月2日、中国では国慶節の旅行シーズンに突入した。だが、今年は尖閣問題のために日本旅行のキャンセルが相次いでいる。キャンセル理由に「釣魚島」とズバリ記入してくるケースもあり、日本の観光業は大打撃を受けている。台湾・今日新聞が伝えた。

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中国人観光客のキャンセルラッシュは、昨年3月の東日本大震災に次ぐ大きな打撃をもたらしている。震災後に回復した外国人観光客は中国人が約40%を占め、まさに日本観光業の救世主となっていたが、尖閣問題をきっかけに中国からの観光客は途絶えてしまった。

このシーズンになると観光客でごった返しているはずの富士山付近も、中国人客不在の今年はひっそりとして人影もまばらだ。ホテル5軒を所有するある経営者は、今回のキャンセルは4500件以上、損失は3800万円に上ることを明かした。しかも、キャンセルを伝えるファックスには「釣魚島(尖閣諸島)問題のためにキャンセルします」と書かれていたという。

東京も例外ではなく、今後数週間で80〜90%の予約がキャンセルとなっている。新宿の街で中国人客を乗せて走り回っていた観光バスの姿も見られなくなってしまった。

業界関係者によると、影響は東日本大震災のときほどではないが、回復には少なくとも半年が必要で、損失は計り知れないという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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