＜続報＞バス落下事故、死亡者22人、行方不明者が3人に―陝西省漢中市―

2007年3月15日午前0時40分頃に発生した、陝西省漢中市のバス落下事故についての、続報が入った。

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午後10時15分現在の現場速報によると、国道316号線を走行中だった大型バスが、ダムに落下。事故当時バスには運転手を含む36人が乗っており、そのうち3人が子どもだった。これまで11人が救出されたが、ダムからは22人の遺体が発見され、残り3人が行方不明になっている。

事故に遭ったバスは、西安友誼旅行自動車会社所属のバスということが判明。公安機関が現場や車体の状況、また乗客の証言から出した調査結果によると、事故の原因は運転手のスピードの出し過ぎだった。事故当時、雨のため道路が滑りやすくなっており、運転手がスピードを出し過ぎたために、バスがスリップ。道路脇のガードレールや壁にぶつかった後、横転。そのままダムに落ちていった模様。午後3時頃には、事故車のバスが数人の遺体と共に、ダムから引き上げられている。地元公安局は現在も、行方不明者3人の捜査活動を続行中。だが、現場目撃者は、生存の可能性は極めて低いのではないか、と不安な表情を見せていた。（編集・饒波貴子）