なぜ多くの日本人は過ちを認めないのか―中国メディア

Record China    2020年8月27日(木) 22時20分

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26日、澎湃新聞は、「どうして多くの日本人は第2次世界大戦の過ちを認めようとしないのか」とする評論記事を掲載した。写真は南京大虐殺記念碑。

2020年8月26日、中国メディアの澎湃新聞は、「どうして多くの日本人は第2次世界大戦の過ちを認めようとしないのか」とする評論記事を掲載した。

記事は、第2次世界大戦についてドイツがその責任を認めて謝罪したのに対して「日本は誠意ある謝罪をしていない」との認識を示した上で、両国の態度の差についてかつて著名な人類学者ルース・ベネディクト氏が、日本人にはアジア特有の「恥の文化」があり、ドイツ人はキリスト教を基盤とする「罪の文化」を持っている点を挙げて論じたことを紹介した。

その上で、日本での留学経験も持つオランダの作家イアン・ブルマ氏がベネディクト氏による「文化的要因」に異議を唱え、「政治的要因」が両者の態度を分けた大きな要因であるとの認識を自身の著書の中で示したと紹介している。

そして、ブルマ氏の見解として、日本がドイツのように「過去の罪を悔い改めない理由」について、「政治制度の徹底的な変革による新政府が樹立しなかったことで、戦中時の政権の手あかにまみれた秩序を一刀両断できず、今に至るまでこの秩序の影響を引きずっている点」を挙げた。

また、ブルマ氏が具体的なポイントとして「米国自身の利益主導による受け身の変革が現在まで続く日本の戦後政治制度の未成熟」「戦前、戦中に大きな作用を生んだロマン主義的ナショナリズムから脱却できていないこと」「原爆を2度投下されたこともあり、日本自身が『戦争被害者』であると認識していること」「象徴天皇制の採用により、戦争責任の所在がうやむやになったこと」を示したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

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