韓国人の多くが「ハングル文字の起源」を勘違い?=ネットユーザーからはツッコミも

Record China    2018年10月9日(火) 22時20分

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5日、韓国・世界日報は、「ハングルを作ったのは世宗大王だと正しく認識している人は、国民100人中17人に過ぎないことが分かった」と報じた。資料写真。

2018年10月5日、韓国・世界日報は、「ハングルを作ったのは世宗(セジョン)大王だと正しく認識している人は、国民100人中17人に過ぎないことが分かった」と報じた。

記事によると、社団法人ハングル文化連帯は先月13~14日、今月9日の「ハングルの日」を前に、成人男女1002人を対象とするアンケート調査を実施した。その結果、「世宗大王と集賢殿(学問研究機関)の学者たちがハングルを作った」との回答が最も多く、全体の55.1%に達したという。

「世宗大王が指示し、集賢殿の学者が作った」との回答は24.4%で、誰がハングルを作ったか知らなかったり、回答しなかったりしたケースは3.5%に達した。「世宗大王が自ら作った」と答えた人は17.0%にとどまったという。

世宗大王が眼病に苦しみながらも自ら創製した文字がハングル(訓民正音)で、集賢殿の学者たちは、世宗大王の教えと指示に従い、ハングルの案内書「訓民正音解例本」の執筆に参画した。つまり、集賢殿の学者たちは文字の「訓民正音」を創ったのではなく、「訓民正音」という題名の本を作ったのだと、記事は説明している。

調査団体は、多くの国民がハングル創製についてよく知らずにいるのは、歴史的事実をきちんと伝えていない教科書に問題があると指摘している。公開した「小中学校の社会、韓国史の教科書におけるハングル創製者紹介内容分類」資料によると、調査対象となった全17種の教科書のうち、「世宗大王が自らハングルを創った」と明記していたのは4種にとどまっているという。

この記事に対し、韓国のネットユーザーからは、「自分も世宗大王が学者たちと一緒に創ったと思っていた」「この記事で学んだよ!」「学者が何もしなかったわけじゃないのでは?。自分は学者たちも世宗大王を助けと習ったよ」などという声が寄せられている。一方で、「質問は『ハングルを作ったのは誰?』で、回答は『世宗大王と集賢殿の学者たち』が55.1%、『世宗大王は指示しただけ』が24.4%、『世宗大王単独』が17.0%。そもそもアンケートの内容が曖昧だ」「17%が『世宗大王が単独で作った』とちゃんと知っていた、という結果なのに、『誰がハングルを作ったかをほとんどの国民が知らない』と思わせる記事のタイトルだ」などの指摘も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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