Record China 2018年10月2日(火) 21時50分
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2日、文匯報は、日本のノーベル賞受賞者が語る、好奇心や知的欲求を育む大きな要素について紹介する記事を掲載した。資料写真。
2018年10月2日、文匯報は、日本のノーベル賞受賞者が語る、好奇心や知的欲求を育む大きな要素について紹介する記事を掲載した。
記事は、1日に今年のノーベル生理学・医学賞が発表され、日本の本庶佑氏が受賞したと紹介。本庶氏を含めてすでに26人の日本人または日本出身者がノーベル賞を受賞し、特に2000年以降は18人が自然科学系のノーベル賞を獲得していると伝えた。
その上で「興味が科学の扉を開く最良のカギである。われわれは子どもを各種の書籍や補修クラスと『友達』にさせる一方で、自然こそ子どもたちにとって最良の先生であり、子どもたちは自然の中で好奇心や知的欲求、想像力を獲得するのだ」と指摘。1981年にのアジア人初のノーベル科学賞を受賞した福井謙一氏が「少年時代に大自然と触れ合うことができる家庭環境に自分をおいてくれた両親のおかげ」と語ったことを紹介した。
また、「実際、自然に親しむことのメリットは単に好奇心を育てるだけにとどまらず、科学的な直感を培うことにもある。このロジカルシンキングに頼らない直感が、科学者に繰り返しの選択の中で自分が何をすべきかを理解させる。科学における選択性がますます多くなっている今日、この『直感』をつかむことがますます重要になっている」と論じた。
記事はさらに、学者であり大学の教師である福井氏が科学者を志す若者に対して「可能な限り学問的視野を自分の専門分野以外にまで広げること」「予見能力、鋭い眼力を培い、自分の進める研究やこれからやろうとしている研究の発展トレンドを予測し、その学問と社会との関係について把握できるようにすること」の2点を提起したと紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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2018/10/2
2018/9/25
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