ロシア極東地域、中国系移民の農業を禁止―中国メディア

Record China    2012年9月27日(木) 6時8分

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24日、ロシアは極東地域などの一部で中国系労働移民が農業に従事することを禁止する決定を下した。写真は10年5月、田んぼに農薬をまく広西チワン族自治区の農民。

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2012年9月24日、ロシアは極東地域などの一部で中国系労働移民が農業に従事することを禁止する決定を下した。25日付で、中国・内モンゴル自治区のニュースサイト・正北方網が伝えた。

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アムール州(極東連邦管区)、クラスノヤルスク(シベリア連邦管区)などでは2013年までに、中国系労働移民は外国人に割り当てられた全136職種に就くことができなくなる。同時に、この地域一帯で農作物の栽培は一切できなくなる。中国系農業従事者は、ロシアで禁止されている殺虫剤や殺菌剤、有毒な化学物質を使用して農作物を栽培しているためだという。

今後は中国人に代わって、北朝鮮やCIS(独立国家共同体)諸国からの移民が農業に就くことになる。アムール州は土木工事や木材加工、農業の3分野ですでに北朝鮮と協力関係を結ぶ協定に署名しており、クラスノヤルスクやチェリャビンスクなどの都市でも中国人が農業に従事することを禁止する法案が議決された。

ロシアでは、増加傾向にある中国産輸入食品に対しても検査を強化している。ロシア農業省は今月9日、中国の食品メーカーから輸入された肉から基準を大幅に超える大腸菌が検出されたとして、このメーカーからの輸入を一時的に制限。同12日には、中国企業3社から輸入された魚介類からもきわめて高濃度の水銀が検出されたとして、検疫衛生機関が現在調査を行っている。(翻訳・編集/岡田)

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