日本人がまたノーベル賞を受賞、おかしなことなのか?―中国メディア

Record China    2018年10月2日(火) 8時50分

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1日、中国科普博覧は、今年のノーベル生理学・医学賞が免疫を抑制する働きを持つ分子を発見した本庶佑・京都大特別教授ら2人に決まったことについて「日本人がまた受賞したのは、おかしなことなのか?」とする記事を掲載した。

2018年10月1日、中国科普博覧は、今年のノーベル生理学・医学賞が免疫を抑制する働きを持つ分子を発見した本庶佑・京都大特別教授ら2人に決まったことについて「日本人がまた受賞したのは、おかしなことなのか?」とするコラム記事を掲載した。

以下はその概要。

00年以降、自然科学分野での日本人のノーベル賞受賞者は16人にのぼる。日本人はなぜこれほどの短期間に、これほど多くノーベル賞を獲ることができたのか。筆者は科学者であり、日本への留学経験もある。これまでの経験から、日本の科学研究の特徴を考えたい。

研究において、日本の研究者はまず、小さな目標を掲げる。日本の大学で研究を始めた時、日本人が大きなテーマ、目標を設定しないことをいぶかしく思った。しかし彼らは、私が大きなテーマを掲げようとすると驚いた。「短い期間で達成できるはずがない」と言うのだ。

そして彼らは「中国人はなぜ大事業を達成したり、大人物になったりしたがるのか?」と聞いてきた。日本人は「人にはそれぞれ違った能力があり、一つのことを少しずつ続ければいいのだ」と言う。それを聞いて納得した。千里の道も一歩からだ。さらに日本人はミスをした場合、「なぜ」「どこが」間違いだったかを突き詰めて考える。「失敗は成功の母」を実践しているのだ。

さらに、日本企業には博士号を持った社員が多くいる。彼らは業務のかたわら研究し、学会に出て情報交換する。研究は実験室の中だけでなく、社会で実用化する道ができているのだ。(編集・翻訳/大宮)

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