2012年9月24日、中国紙・参考消息（電子版）によると、世界的ファッションデザイナーのジョルジオ・アルマーニ氏が「中国はロンドンやパリ、ミラノのコレクションで活躍するような優れたデザイナーを輩出することになるだろう」と記した記事を英タイムズ紙が掲載した。

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アルマーニ氏は「欧米に門戸を閉ざしていた頃から中国に興味を持っていた」とし、欧米にはない魅力を持った神秘的な国だと想像していたという。しかし、2004年に初めて訪中して印象は一変。中国の都市はビルに囲まれ、活力にみなぎり、人々は経済発展に邁進しているのを体感した。今年5月に再び訪中し、廃棄された工場を会場にアルマーニの中国進出10周年を祝うイベント「ワン・ナイト・オンリー・イン北京」を開催し注目を浴びた。

アルマーニ氏はさらに、「中国には高級ブランドがなぜないのか不思議に思っていた」とし、中国には多くの若手デザイナーがいるものの、インフラが不十分で、工場は大量生産にばかり目が向いていることが背景にあると指摘。中国は製造業大国だが、どのように自分をクリエイティブに表現すればよいのかわかっていないとするが、「中国はいずれロンドンやパリ、ミラノのコレクションで活躍するような優れたデザイナーを輩出することになると確信している」と記している。（翻訳・編集/岡田）