2012年9月23日、米華字メディアによると、北京の人民大会堂で働く4人の美人服務員が胡錦濤（こ・きんとう）国家主席の座る席で記念写真を撮った。この写真がインターネット上に公開されたことから、主席の椅子に座った女性には免職、後ろに立っていた3人には職場異動の厳しい処分が下されたという。

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今年3月の両会（国会）期間中、北京のメディア関係者がマイクロブログに「90後（1990年代生まれ）の服務員、ここにて記念撮影」と題した写真を掲載。写真には人民大会堂の若くて美しい女性服務員4人の姿があった。中央の女性は胡錦濤国家主席の名札が立てられた机の椅子に座り、その後ろを3人の女性が取り囲んでポーズをとっている。この写真は全国政治協商会議の終了直後に撮られたものだという。

この写真を見たネットユーザーからは「こんな場所に座るなんて、国家安全部に連行されるのが怖くないのか？」と、彼女たちの行く末を心配するコメントが。「若い女の子たちがちょっと茶目っ気を出しただけ。こんな小さなことを指導者たちが気にするはずがない」という声もあった。

最近になって、北京のある芸能関係者が「あの女の子4人はすでに処分されたそうだ。胡主席の椅子に座った女の子はクビ、後ろの3人は裏方の職場に異動させられたらしい。あの写真を見た胡主席は怒るより笑っていたそうだが、胡主席の下にいるおべっか使いどもが歓心を買おうと勝手に処分したんだ。自分の孫みたいに若い子たちがちょっとふざけたのがそれほど悪いことなのか？」とネット上に書き込んだ。この発言はすでに削除されているが、今も各サイトに転載され続けている。

ネットユーザーからは「そこまでやる必要はないのに。彼女たちがかわいそう」「ただの机と名札じゃん！」「神様から与えられた玉座でもあるまいし。やり過ぎだ！」「これこそ独裁と専制だ！」といった怒りのコメントが次々と寄せられている。（翻訳・編集/本郷）