韓国、済州での国際観艦式で旭日旗を掲げないよう日本に要請―中国メディア

Record China    2018年9月27日(木) 18時10分

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27日、中国メディアの観察者網は、韓国が、10月11日に韓国の済州海軍基地で開かれる「2018大韓民国海軍国際観艦式」で、日本に自衛艦旗である「旭日旗」を掲げないよう初めて要請したと報じた。資料写真。

2018年9月27日、中国メディアの観察者網は、韓国が、10月11日に韓国の済州海軍基地で開かれる「2018大韓民国海軍国際観艦式」で、日本に自衛艦旗である「旭日旗」を掲げないよう初めて要請したと報じた。

観察者網はまず、27日付の韓国紙・中央日報の報道を引用。韓国海軍者が「観艦式企画団は先月31日、日本など参加国に対し、10月11日の海上査閲時に、自国の国旗を中央マストに掲揚し、太極旗をその横のポールに掲揚するのが基本原則と公示した」「これは正式に関係国に公示した案内文だ」「主催国が要請する事項であり、強制性がある」「外交部など政府からも要請した」などと明らかにしたことを伝えた。

続けて、韓国紙・コリアタイムズが6日付の記事で、「韓国海軍の国際観艦式で韓国国民の多くが日本の帝国主義の象徴であると信じている旭日旗を掲げようとする日本の海上自衛隊の計画は、韓国の人々の怒りを招いている」と報じたことを伝えた。

そして、韓国の広報活動に取り組む誠信女子大の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が今月13日、韓国海軍の国際観艦式に日本の海上自衛隊の艦艇が参加する際、旭日旗を掲揚しないよう求める電子メールを自衛隊側に送ったことを紹介。徐氏は電子メールで「行事に招待され参加するのはいいが、日本の帝国主義を象徴する戦犯旗を軍艦に掲げるのはあってはならないことだ。歴史をきちんと直視するならば、自ら掲揚を控えるのが基本的な礼儀だ。日本が敗戦後使用していなかった戦犯旗を復活させたのは、帝国主義の思想を捨てていないという証拠だ」と指摘したことを伝えた。

その上で、「韓国からの要請に対し、日本は現時点で立場を伝えていない。ただし主催国の要請に応じるのが慣例であるため、日本の自衛隊軍艦が済州海軍基地入港時も旭日旗を別途に掲げないものとみられる」とした。

記事は「侵略の歴史を象徴する旭日旗はこれまでもたびたび韓国の不満を招いてきた。韓国にとって、日本が旭日旗を使用した歴史は、日本が朝鮮半島を併合した歴史であり、韓国民族の独立と国家主権に対する侮辱だ。そのためこれは極めて敏感な問題だ」と指摘し、その具体例として、2016年5月に海上自衛隊や米韓両海軍が韓国海域で共同訓練を行った際、旭日旗を掲げた海自艦艇が韓国南部の鎮海海軍基地に入港したことに韓国メディアが強く反発したことを受け、韓国政府が計画されていた済州島への各国艦船の入港を中止したことや、今年7月にはフランス革命記念日のパレードに参加した陸上自衛隊の部隊がパリ市内で旭日旗を掲げて行進したことを韓国メディアが問題視したことなどを挙げた。(翻訳・編集/柳川)

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