2012年9月19日、尖閣諸島の領有をめぐって日本と中国の間で緊張が高まっているが、韓国の東亜日報が「日本と中国は尖閣問題を拡大させるべきではない」とする社説を掲載した。環球時報（電子版）が伝えた。

【その他の写真】

中国から複数の漁業監視船が尖閣諸島周辺の海域に進入したほか、2000隻余りの中国漁船が海域への進入を待っており、海上で日中両国の衝突が懸念される。面積わずか6．3平方キロメートルの島が日中間で民族主義と資源戦争の最前線になってしまっている。

日本の尖閣諸島国有化を受け、中国では大規模な反日デモが100都市以上で行われ、暴力・略奪行為まで行われるなど日本に対するあからさまな敵対心が生まれているが、こうしたことが容認され続ければ国際社会の中国に対する警戒心が高まることになり、中国にとって不利な条件にもなり得る。

仮に日中間で武力衝突が発生すれば、北東アジアの平和と安定が大きく揺らぐことになる。両国とも世界の平和とアジアの安定に対する責任感を認識すべきで、問題を拡大させるべきではない。（翻訳・編集/岡田）