短編動画が大ブームの中国、ネット生中継の座を奪う勢いに―米メディア

Record China    2018年9月26日(水) 1時50分

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21日、環球時報は、「中国のSNSでトレンドに変化が起きている」と指摘する米CNBCの記事を取り上げた。写真は短編動画アプリの広告。

2018年9月21日、環球時報は、「中国のSNSでトレンドに変化が起きている」と指摘する米CNBCの記事を取り上げた。以下はその概要。

中国のSNS上では16年から「インターネット生中継」が大ブームとなった。若者たちは自身の日常生活を生中継することで「富豪」へと変身。サイト運営業者は大きな収入を得たが、この熱狂も終わりへと向かっているようだ。

天津の資産管理会社で働く33歳の曾(ズン)さんは「以前は毎日1~2時間ほどネット生中継を見ていたが、最近はあまり見ない」と話す。曾さんが習慣を変えたのは中国で大流行中の短編動画のためだ。曾さんは平日、2~3時間を短編動画の視聴に費やしており、週末は5時間に及ぶこともある。

曾さんは決して特殊なケースではなく、中国では非常に多くの人が毎日何時間も短編動画を楽しんでいる。この流行が始まったのは昨年のことだ。今では中国で最も急速に勢力を増すトレンドの一つとなった。動画には音楽と特殊効果が盛り込まれ、作り手、視聴者の双方に新鮮な感覚をもたらしてくれる。前述の曾さんに言わせると、「ネット生中継と短編動画はドラマと映画のような違い。短編動画にはより無駄がなく、人を引き付ける」のだそうだ。

こうした状況に対し、ある人からは「中国人はより便利で簡単な時間のつぶし方を求めている」「短編動画は時間が短く、内容は豊富。隙間の時間を使うのに適している」などの声が上がる。ただ、この一方で、中国の監督部門は「暴力的な動画は社会の安全にリスクをもたらす」などとして目を光らせている。「子どもが年齢にふさわしくない振る舞いを覚えた」と不安を募らせる保護者も多い。

多くの人が短編動画への監督強化を訴えているが、業界関係者は「その潜在力はやはり大きい」と指摘する。26歳のある女性は「動画ばかり見ている自分に気が付いて利用を止めた」と話すが、「中国では仕事によるプレッシャーがとても大きい。多くの人がこうしたアプリを必要としている」とも説明した。(翻訳・編集/野谷

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