人気バラエティー番組から香港や台湾人タレント消える?「韓流禁止令」に続き、当局が新たな規定―中国

Record China    2018年9月23日(日) 19時30分

拡大

22日、中国メディアを管理する国家新聞出版広播総局(広電総局)が新たに打ち出した規定により、台湾・香港・マカオ出身のタレントが、中国のテレビ番組の司会から締め出される可能性が出てきた。写真は「キープランニング」より。

(1 / 2 枚)

2018年9月22日、中国メディアを管理する国家新聞出版広播総局(広電総局)が新たに打ち出した規定により、台湾・香港・マカオ出身のタレントが、中国のテレビ番組の司会から締め出される可能性が出てきた。聯合報が伝えた。

その他の写真

広電総局がこのほど、「境外人員」こと台湾・香港・マカオ出身のタレントがテレビ番組に出演する際の新たな管理規定を発表。この規定には、「基本的に境外人員をテレビ番組の司会に起用してはならない」との一文があり、番組を切りまわす役割りを「境外人員」には与えないことを示している。

さらに、もし「境外人員」が中国の番組に出演する場合は、必ずマッチしなければならない条件として、「中華人民共和国の国家統一、主権、領土を尊重し、国家の尊厳と栄誉と利益を尊重する」「中華民族の優秀な文化を広め、正しい意識で活力を拡散する」といった条件を挙げている。これは、中国の国家体制への忠誠を求めるものであり、もしこれをクリアできずに番組から姿を消した場合、そのタレントは有無を言わさず「香港独立派」「台湾独立派」のレッテルを貼られる事態も予想される。

現在、大勢の「境外人員」が中国のテレビ界に進出しているが、この規定が実施された場合、ここ数年続いてきた「韓流禁止令」のように、今後は一斉に姿を消す可能性も。視聴率が好調な「姐姐好餓」「奇葩説」「キープランニング」といった人気番組が、直ちに影響を受けそうだと予想されている。(翻訳・編集/Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携