Record China 2012年9月17日(月) 10時10分
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14日、チーズを頻繁に食べると2型糖尿病の発生リスクが低下するという調査結果が米誌に紹介されている。
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2012年9月14日、人民網日本語版によると、糖尿病患者に限らず、多くの人が飽和脂肪酸が多く含まれるチーズの食べ過ぎには気をつけているだろう。しかし、米国臨床栄養学会誌(The American Journal of Clinical Nutrition)に掲載された英国とオランダの研究者による最新の共同研究論文では、チーズを頻繁に食べると、2型糖尿病の発生リスクが低下するという調査結果が紹介されている。中国の健康紙・生命時報が英紙デイリー・メールの記事を引用して伝えた。
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脂肪を多く含む食品の過剰摂取はさまざまな健康リスクを高めると昔から言われてきた。しかし、牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品が健康リスクに及ぼす影響については、ずっと謎に包まれていた。英国とオランダの研究者がこのほど完成させた研究報告では、欧州8カ国に住む健康な成人1万6800人と2型糖尿病患者1万2400人に対して調査研究が行われた。この大がかりな研究の結果、毎日55グラム以上のチーズ(約2切れ)を食べると、肥満と関係が深い2型糖尿病の発生リスクが約12%低下するという事実が判明した。その他の乳製品については、ヨーグルトを除き、チーズが持つ糖尿病リスクを低下させる効果は見られなかった。
研究者は、チーズが2型糖尿病発生リスクを低下させる原因として、チーズの発酵過程で、2型糖尿病や心臓病に対する防御反応を強める物質が生まれるのでないかと見ている。チーズに含まれるプロバイオティクス(人体に良い影響を与える微生物)がコレステロールを下げ、糖尿病の予防に有効なある種のビタミンも生み出されるという見方がある。また、チーズ、牛乳、ヨーグルトには、ビタミンD、カルシウム、マグネシウムなど、糖尿病予防に有効な成分が豊富に含まれている。
英国糖尿病協会のイアン・フレイム博士は「糖尿病患者がチーズを摂る場合は、血糖値レベルに注意しなければならない。必要に応じインスリン分泌促進薬を服用するほか、野菜や果物を多く食べ、塩分・脂肪分を控えるなど食事バランスに気を配る必要がある」と注意を促している。(編集/TF)
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