中国の裁判所、行方不明のファン・ビンビンに関する訴訟7件の判決文書を公開―米華字メディア

Record China    2018年9月21日(金) 10時50分

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20日、米華字メディア多維新聞は、北京市の裁判所が、脱税疑惑により行方不明とされる中国の人気女優ファン・ビンビンに関する訴訟7件の判決文書をネット上で公開したと報じた。写真はファン・ビンビン。

2018年9月20日、米華字メディア多維新聞によると、北京市の裁判所が、脱税疑惑により行方不明とされる中国の人気女優ファン・ビンビン范冰冰)に関する訴訟7件の判決文書をネット上で公開した。

北京法院審判情報網は20日、ファン・ビンビンを原告とする訴訟6件の判決文書を公開。陝西省の不動産会社を相手取って起こした訴訟では、この会社が同意を得ずに微信(WeChat、ウィーチャット)上でファン・ビンビンの写真を用いて営利目的の文章を配信したとして、肖像権の侵害により会社に対して全国紙上で30日間に及ぶ謝罪広告掲載と約38万円(約625万円)の慰謝料の支払いを求めたのに対し、裁判所の判決は3日間の謝罪と6万元(約99万円)の慰謝料支払いを言い渡している。

残りの5社を相手に起こした訴訟も同様に肖像権の侵害を訴えたもので、裁判所はそれぞれ請求を大きく下回る規模の謝罪と慰謝料の支払いを命じる判決を下した。

このほか、20日に発表された判決文書には、ファン・ビンビンの交際相手である俳優・李晨(リー・チェン)が不動産会社を相手取って起こした訴訟も含まれていた。訴訟内容はやはり会社の文章中にファン・ビンビンの画像を無断で使用していたというもので、判決文では文章が商業目的であり、被告が肖像権を侵害していることが認められた。(翻訳・編集/川尻

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