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外資系ブランド、eコマース経由で中国進出―中国メディア

Record China    2012年9月13日(木) 19時9分

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10日、多くの外資系ファッションブランド大手が、電子商取引(eコマース)のルートを経由し、「迂回して中国市場に進出」するようになっている。写真は上海の若者。

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2012年9月10日、人民網日本語版によると、最近、ますます多くの外資系ファッションブランド大手が、電子商取引(eコマース)のルートを経由し、「迂回して中国市場に進出」するようになっている。北京商報が伝えた。

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中国のeコマースサービス大手・瑞金麟の安士輝(アン・シーフイ)最高経営責任者(CEO)が9日に述べたところによると、海外市場の縮小や国内消費者の間での国際的ファッションブランドの認知度の高まりにともない、中国市場は今や外資系ブランドの争奪戦が展開される場所となっている。情報筋によると、中国で戦う外資系ファッションブランドには、米国のヴィクトリアズ・シークレットやアバクロンビー&フィッチなどがあるという。

安CEOによると、知名度が高いがまだ中国市場には進出していない外資系のファッションブランドは、そのほとんどが中国の電子商取引プラットフォームに対し旗艦店の開設を打診している。こうしたブランドには欧州、北米、日本などで流行している大手ブランドもあれば、低価格のファッションブランドもある。こうしたブランドはどれも、今後数年以内に中国市場で店舗を開設したい考えだが、場所の選定などの関連手続きが複雑で、長い時間と高いコストがかかることから、オンライン販売を通じて機先を制し、それから中国市場のブランドに対する需要レベルを実地に理解しようとしているという。

安CEOは中国市場に意欲を示すブランドの名前を挙げなかったが、情報筋によると、ヴィクトリアズ・シークレットやアバクロンビー&フィッチを含む複数の米国ファッションブランドが中国進出の歩みを加速させつつあるという。一方ではこうしたブランドは中国人消費者が自社のブランドに対して示す熱狂ぶりをみている。また一方では非常によく行われている代理購入やニセ物品の横行などにより、各ブランドが「失地回復」への決意を固めたことがある。実際、アバクロンビー&フィッチのセカンドラインの店舗がすでに北京市にあり、市場で相当のリターンを獲得しているという。

瑞金麟は9日、1000万元(約1億2000万円)近い融資を受けたことを明らかにした。安CEOによると、運営代行業務の発注元企業では外資系ブランドの割合が上昇しており、このたび受けた融資のうち40%近くを国際ブランドの中国での経営販売業務の発展に充てる予定だ。瑞金麟はこれまで、ブランドの経営販売にほとんど関わりをもっていなかったという。

瑞金麟はこのほどB2C(企業・消費者間取引)企業の麦考林と提携して、在庫管理などのサービスを共同で進めることになった。業界ではこの動きを、瑞金麟がブランドの経営販売業務に乗り出すための土台づくりとみている。(編集/TF)

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