監視カメラ設置台数が多い都市ランキング、TOP20のうち18都市を占めた国は…―独メディア

Record China    2020年7月30日(木) 5時20分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは27日、国の名で設置された監視カメラ数で中国は世界最多だと報じた。写真は監視カメラ。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは27日、国の名で設置された監視カメラ数で中国は世界最多だと報じた。

記事は、英Comparitechが22日にあるレポートを発表したと紹介。「最も監視されている」世界20都市の18都市を中国が占めたというもので、監視カメラの設置が最も「密」な中国山西省太原市では平均で1000人を119.57台が監視しているという。このほか、「中国の監視カメラ設置数は世界全体の半分を占める」と記事は伝えた。

記事は、上位20位に入った中国の都市数が昨年より増えたことを「注意に値する」とし、「2019年のランキングにはシンガポールやインド、オーストラリアロシア、ドイツなどの都市が入ったが、今年はこれら都市が全て中国に取って代わられた」と指摘した。また、昨年20位のニューデリー(インド)が1000人当たり9.62台だったのに対し、今年20位の中国天津は25.76台だと説明。その上で、「設置支持派は治安の改善に役立つとするが、反対派はプライバシー侵害、自由の制限だと考えている」と述べるとともに、監視設備の数は治安レベルにほぼ直結しないとのデータがあることも紹介した。

犯罪指数で大差のない中国の無錫と青島を比べると、前者の監視カメラ数は1000人当たり92.14台、後者は44.48台という。記事は、「監視カメラが効果を発揮するのは窃盗や強盗など。確かに威嚇作用はあるが、犯罪をゼロにできるとは限らない」との専門家のコメントも伝えている。(翻訳・編集/野谷

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