Record China 2012年9月11日(火) 18時35分
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8日、中国・重慶市で、友人の披露宴に出席するつもりが誤って隣の会場に紛れ込んでしまった男性。赤の他人にご祝儀を渡してしまったことに気付いたのは、料理を食べてしまった後だった。男性は「ご祝儀を返して欲しい」と訴えたのだが…。資料写真。
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2012年9月8日、中国・重慶市で、友人の披露宴に出席するつもりが誤って隣の会場に紛れ込んでしまった男性。赤の他人にご祝儀を渡してしまったことに気付いたのは、料理を食べてしまった後だった。男性は「ご祝儀を返して欲しい」と訴えたのだが…。9日付で重慶晩報が伝えた。
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とんだ失態を演じてしまったのは重慶市内に住む王(ワン)さん。今年5月1日、友人の披露宴に出席しようと市内のレストランに到着、目に留まった記帳台で何の疑いもなく1200元(約1万4000円)を包んだご祝儀袋を渡し、めでたい気分に浸りながら会場へ。知り合いが1人もいないことを不審に思ったが、とりあえず隅の目立たない席に座った。
披露宴が始まり、次々に運ばれてきた料理や酒に舌鼓を打った王さん。ところが、いくら待っても友人の姿が見えないため、思い切って近くの人に聞いてみた。すると、あろうことか新郎新婦は全くの赤の他人であることが判明。ここでようやく、自分が別人の披露宴会場に紛れ込んでしまったことに気付いた。
最初に確認しなかったことを悔やんだが、後の祭り。王さんは急いで記帳台に戻り、ご祝儀の返還を求めたが、「間違えたのはそちらの責任」と取り合ってもらえない。新郎の父親に訴えてみたが、「さんざん料理を食べたんでしょう?それにご祝儀を返すなんて不吉なことできませんよ」と一蹴された。
王さんはその後、友人から「なぜ披露宴に来なかったんだ?」と責められたが、恥ずかしくて本当のことが言い出せなかった。モヤモヤした気持ちを抱えていた王さんだが、「やはりご祝儀は返してもらおう」と地元の裁判所に訴えることにした。
7月初め、裁判官が双方を呼んで調停が始まった。そこで提案された和解策は「新郎側が8月末の王さんの父親の誕生日に出席すること」。その際、ご祝儀と同じ金額の1200元がお祝い金として贈られ、一件落着となった。(翻訳・編集/NN)
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