<中国旅游>草原の魂、内モンゴル―シリーズ・中国少数民族の風情(3)

Record China    2012年9月9日(日) 14時42分

拡大

5日、中国には漢民族をはじめとした合計56の民族があり、各民族の伝統、文化、習慣がそれぞれ異なっている。さまざまな少数民族固有の文化に触れることも中国観光の楽しみだと言えよう。今回は草原の魂、モンゴル族をご紹介する。

(1 / 4 枚)

2012年9月5日、中国には漢民族をはじめとした合計56の民族があり、各民族の伝統、文化、習慣がそれぞれ異なっている。さまざまな少数民族固有の文化に触れることも中国観光の楽しみだと言えよう。今回は草原の魂、モンゴル族をご紹介する。

その他の写真

モンゴル族は主に内蒙古自治区に集中している。古来より草原を母なる大地と考え、遊牧生活をしてきた。木の骨組みをフェルトで覆う、「包(パオ)」と呼ばれるテントのような家屋に住む。現在は普通の定住用住宅に住んでいる家族も多いが、昔はほとんどが牧畜に携わっていた。社会の発展に伴い、彼らの就く職業も多彩になった。

それでも、民族の伝統的な祭りなどは現在もしっかりと受け継がれている。最も盛大なお祭りは旧暦のお正月、夏祭りのナーダムなど。祭りを通じて、モンゴル族の特色をよく理解することができるだろう。豊かで深みのあるモンゴル文化は、彼らの生活の重要な一部分である。

■ナーダム

モンゴル族最大の祭りが「ナーダム」である。相撲・競馬・弓術の国民的スポーツ競技が主に行われる。この三種目は単なる娯楽ではなく、「男児の三芸」と呼ばれ、男性の能力を評価するためのスポーツでもある。昼は人々の歓声をバックに、これらの激しい競技が催される。夜になると、さおの先に馬頭の装飾を施した伝統的弦楽器「馬頭琴」の音色をバックに、若い男女たちがたき火を囲んで民族舞踊に興じる。老若男女が楽しめる夏の祭りである。

■チャガンサル

旧暦のお正月は「チャガンサル(白い祭り)」と呼ばれる。即ち「白いお祭り」を意味している。古代から吉祥のシンボルとされるこの吉日に、家々では羊を一頭つぶしてゆでる。夜はたき火の傍らでお酒を飲んだり、歌を歌ったりして、賑やかに夜を明かす。

客人を尊ぶ彼らは、ミルクティー、羊の焼き肉とお酒で旅人をもてなす。彼らの食文化は、厳しい遊牧生活に耐えるための強健な身体づくりを担っているだけではなく、豪放磊落(らいらく)な彼らの気質も体現している。肉製品と乳製品は、彼らの食文化の根幹。羊の腿焼き、羊の丸焼き、羊肉のしゃぶしゃぶ、 シュウマイ、ネギと羊肉の炒めもの、多彩な乳製品には、伝統的な飲料であるミルクティー、ヨーグルトや馬入酒などがある。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携