Record China 2012年9月6日(木) 15時46分
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2日、中国では夏休みを利用して、わが子を海外のさまざまなサマーキャンプに参加させようとする富裕層の親たちが増えている。写真は8月、安徽省淮北市で行われた小学生向けのサマーキャンプ。
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2012年9月2日、中国では夏休みを利用して、わが子を海外のさまざまなサマーキャンプに参加させようとする富裕層の親たちが増えている。3日付で香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。
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富裕層の若い親たちは4万元(約50万円)を支払ってでも、子供を海外に送り出したいと思っている。英国や米国、豪州で開催されるサマーキャンプに参加することで、子供たちは生の英語に触れることができる。しかも世界に対する見識が広がり、西洋というものをより理解することができるからだ。ある教育機関の発表によると、過去5年間で海外サマーキャンプの申し込みは2倍に増えた。こうした背景には富裕層の拡大と子供の教育重視の風潮があるという。
参加した子供たちは英語を学ぶほかに、ヨットやサーフィンといった中国国内では体験できないスポーツや教会訪問などのコミュニティー活動にも参加。大学見学や名所旧跡の観光も行う。
一方で子供を海外に送り出すことに不安を感じる親もいる。ある上海の母親は「10歳の娘が米国滞在中に高熱を出したにもかかわらず、5日間も放っておかれた」と話す。またショッピングセンターやラスベガスのギャンブル施設など、およそ学習とはかけ離れた場所に子供たちを案内するサマーキャンプも。「短期学習の名目で高額の費用を受け取りながら、実際にはただの観光旅行にすぎないものもある」との教育関係者の指摘もあり、海外サマーキャンプの主催者や斡旋・仲介業者への中国政府による指導管理の徹底が早急に求められている。(翻訳・編集/本郷)
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