古代王朝「覇」の存在を証明!?大河口墓地で発掘の青銅器銘文に「覇」の文字を確認―山西省太原市

Record China    2012年9月4日(火) 10時10分

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31日、中国・山西省太原市の山西博物院で「山西省考古研究所60周年特別展」が開催され、同省翼城県の大河口墓地で発見された青銅器のひとつが初公開されたが、この青銅器はこれまでに確認されていなかった新たな古代国家「覇」の存在を示している。

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2012年8月31日、中国・山西省太原市の山西博物院で「山西省考古研究所60周年特別展」が開催され、同省翼城県の大河口墓地で発見された青銅器のひとつが初公開されたが、この青銅器はこれまでに確認されていなかった新たな古代国家の存在を示している。チャイナフォトプレスの報道。

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2007年、盗掘されたことをきっかけに発見された大河口墓地は、4万5000平米に1000もの墳墓が林立する。これまでに1万5000平米にわたる600の墳墓で発掘作業が行われた。ここで発見された青銅器の銘文から「覇」の文字が確認されたことから、新たな古代王朝の存在が浮上。その後の考証で、この「覇」国は、燕(BC1100〜BC256年)、周(BC1046〜BC222年)、晋(265〜420年)などの王朝と交流のあったことが判明した。ただし、これまでに伝えられている文献からは、「覇」国に関する記載は発見されていない。

大河口墓地は「2010年度全国10大考古新発見」に選出されており、西周(BC1100〜BC771年)時代の研究にとって重要な発見とされている。(翻訳・編集/愛玉)

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