Record China 2018年9月10日(月) 13時10分
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東京芸術劇場(東京・池袋)で6~9日、日中の演劇系大学の共同製作公演「ecstasy~方円の恍惚~」が上演された。
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日中平和友好条約締結40周年記念行事で、中国大使館が後援したこの舞台は日本大学、桐朋学園芸術短期大学、多摩美術大学、玉川大学、桜美林大学が設立した東京演劇大学連盟と中国の中央戯劇学院によるもので、オーディションで選ばれた日中の学生24人が舞台上で「演劇でもダンスでもない身体表現」を繰り広げた。
13年に5大学が設立した同連盟は、演劇の実技教育、舞台芸術創造の体系化構築を目指して活動を行っている。一方、今年公演に参加した中央戯劇学院は1950年設立の国立演劇学校で、中国の演劇教育における最高峰の1つ。現代劇を中心に演技、演出、舞台美術の他、ミュージカル、舞踊劇、オペラ、舞台マネージメントなどの最先端教育を行っており、入学試験の競争率は100倍以上とも言われる超難関校だ。コン・リー(鞏俐)やチャン・ツィイー(章子怡)など世界的な女優を輩出したことでも知られる。
なお、今公演の身体表現創作は日本大学芸術学部演劇学科の范旅教授、桜美林大学芸術文化学群・演劇ダンス専修の木佐貫邦子教授、中央戯劇学院ミュージカル学科の李雄輝教授という日中の専門家3人が手掛けた。范氏は国立北京舞踏学院を卒業後、来日し、日本大学大学院芸術学研究科を修了。中国古典舞踊や東洋舞踊の特徴を活かしつつ、西洋舞踊のエッセンスを取り入れながら新たな身体表現を模索している。また、木佐貫氏は1981年現代舞踊協会新人賞、全国舞踊コンクール第一位文部大臣賞を同時受賞し、その後ソロダンス活動を開始。李氏はミュージカル俳優として「美女と野獣」の中国語版に主演したほか、北京五輪閉会式の創作に携わるなどの経歴を持つ。(編集/野谷)
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