Record China 2018年9月12日(水) 13時40分
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8日、ドイツの大学で学ぶ外国人留学生の過半数が卒業後は別の国へ移ってしまっていると、独紙が5日に報じた。中国人では8割に上るという。写真はドイツの自動車会社。
2018年9月8日、参考消息によると、ドイツの大学で学ぶ外国人留学生の過半数が卒業後はドイツから別の国へ移ってしまっていると、独紙ディ・ヴェルトが5日に報じた。
記事によると、ドイツでは卒業後も就職活動がしやすいように、卒業から18カ月以内に就職先を見つけることができれば容易に滞在許可が得られるなど、外国人留学生を対象に優遇措置がとられている。しかし、外国人留学生の過半数が卒業後は別の国に移っているという。メルカトル中国研究センターの試算によると、中でも中国人留学生は8割前後と高い割合で卒業後は別の国に移っている。
原因について、記事は「多くの中国人留学生が、中国国内のほうがドイツよりも就職環境が優れているか、あるいは大差はないと感じていることにある」と指摘。また、「中国経済の急速な成長や高い技術力、ネットワーク・娯楽産業の発達が魅力的に映っている」とした。専門家は、「中国にとってドイツは小国に見えることや、言語能力などでさまざまな壁に直面しやすいことも影響している」と話しているという。
そのほか、「中国政府は若く優れた人材を確保するため、自国の留学生を積極的に帰国させる政策を打ち出していることも、卒業後ドイツから離れてしまう中国人が後を絶たない原因」と記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)
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