尖閣諸島の公称、米国務省報道官が「Senkaku」と認めて中国人記者の質問攻めに―中国メディア

Record China    2012年8月30日(木) 13時28分

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28日(現地時間)、米国務省のヌーランド報道官は定例記者会見で尖閣諸島問題について問われた際、「尖閣諸島」と日本側の名称を用いて質問に答えた。写真は尖閣諸島領有権を主張する香港の活動家ら。

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2012年8月28日(現地時間)、米国務省のヌーランド報道官は定例記者会見で尖閣諸島問題について問われた際、「尖閣諸島」と日本側の名称を用いて質問に答えた。尖閣諸島は中国では「釣魚島」と呼ばれている。福建省の地方紙・海峡都市報の報道。

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尖閣の帰属問題について質問したのは中国人記者だった。ヌーランド報道官は、「米国は不干渉」との立場を示しながらも、回答の際に「Senkakus(尖閣諸島)」と日本語の呼称を用いたことが記者を刺激した。「“Senkaku”とは米国での正式名称なのでしょうか?」と追うように質問が続き、これに対して同報道官は「手元の資料を再確認しないと。この問題は比較的複雑なので」と返した。

結局、報道官の資料には「Senkakus(=尖閣)」と記されていることがわかった。続けて、このほど日中間で緊張を高めている領有権問題については中立の立場であることを強調したが、同時に、尖閣諸島は1960年の日中安保条約第5章の適用範囲内であるとも発言した。1972年、尖閣諸島が沖縄県の一部として日本に返還されて以来、同地域は日本が実効支配している点も明言。

記者は執拗に報道官の主張に矛盾があると何度も食い下がったが、報道官は上記の2点を強調するばかりで、会見は最終的に打ち切られた。(翻訳・編集/愛玉)

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