2019年4月8日、韓国メディア・国民日報が韓国の災害対応に対する日本ネットユーザーらの反応を伝え、話題となっている。

記事によると、韓国北東部・江原道では4日夜、「韓国史上最悪の規模」とされる大規模な山火事が発生した。被災者は800人を超えている。このニュースは日本でも報じられたが、ツイッターなどではある1枚の写真が注目を集めた。写真は江原道高城の小学校に設置された避難所を写したものだが、日本のネットユーザーらは昨年水害に見舞われた倉敷市真備町の避難所の写真などと比較し驚きの声を上げたという。写真を見ると、韓国の避難所では1人1人に個別の四角いテントが用意されているのに対し、日本の避難所では個人の空間が棒と布で区切られているだけ。記事は「これでは最低限のプライバシーすら守られない」と指摘。日本のネットユーザーからは「日本より比較的災害の少ない韓国の方が進んでいる」「プライバシーが守られていていい」「日本より優れている」「韓国はこんな準備をしているのか。日本は布で隠すだけ」などの声が寄せられたという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「日本とは比較にならない。文政権に拍手」「今までは仕切りすらなかったけど、浦項地震の後にだいぶ改善された」「プライバシーを守るのは重要だ。これは素直に政府を褒めてあげよう」など韓国政府への称賛の声が上がっている。

その他「日本人は政府に何も言わないけど、韓国人はすぐ文句を言うからね（笑）。日本人も声を上げられるようになれば変わるよ」「すぐに日本もこうなるだろう。お互いにいいところをまねて発展していけばいい」「韓国国民はこれでも不満を言うけどね」「日本よりいいのは分かったけど、これで満足しては駄目。折りたたみ式のベッドも提供してほしい」「韓国の支援が充実しているのは見た目だけ。中身は日本が上だ」「他の部分では日本が上。そもそも日本ならこんな火事は起きていない」などさまざまな声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）