竹島の位置に白テープ…南北選手が掲げた「統一旗」の意味に注目集まる

Record China    2018年8月27日(月) 12時30分

拡大

27日、韓国・スポーツ京郷によると、アジア大会に出場している南北合同チームが、カヌーの女子トラディショナルボートレース500メートルで金メダルを獲得した。韓国では、同チームの選手らが授賞式で掲げた統一旗に注目が集まっている。写真は朝鮮半島の地図。

2018年8月27日、韓国・スポーツ京郷によると、ジャカルタ・アジア大会に出場している韓国と北朝鮮の南北合同チームが、カヌーの女子トラディショナルボートレース500メートルで大会初の金メダルを獲得した。韓国では、同チームの選手らが授賞式で掲げた統一旗に注目が集まっている。

記事は、「掲げられた統一旗は一風変わっていた」とし、「旗の右側、実際の地図では東海(日本海の韓国名)に当たる部分に白いテープが貼られていた」と伝えている。統一旗は、白地に水色で朝鮮半島が描かれている。

これについて、大韓カヌー連盟関係者は「独島(竹島の韓国名)がある部分にテープを貼ったもの」とし、「選手らは一種の意思表示をした」と説明したという。

同大会の開会式で南北の選手団が統一旗を掲げて合同入場することが決定した後、韓国はアジアオリンピック評議会(OCA)に竹島が描かれた統一旗の使用を許可するよう求めた。しかし「スポーツと政治は切り離すべきとの立場をとる国際オリンピック委員会(IOC)の基準に準じる」との理由で受け入れられなかった。そのため、開会式で南北の旗手が掲げた統一旗はもちろん、授賞式で掲揚された統一旗にも竹島は描かれていなかった。

記事は「選手らは世界の注目が集まる場所で、独島も一つになった朝鮮半島の一部ということを示したかったようだ」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「なぜ隠す?独島入りの旗を堂々と掲げたらいい」「統一旗に独島を描けないのなら、合同チームを作った意味がない」と選手らに不満の声が寄せられている。

また「紛争地域でもないのになぜ?日本が『朝鮮半島は日本領』と言ったら、IOCは統一旗から朝鮮半島まで消してしまいそう」「政府は出場を諦めてでも独島を描くべきだった」「政府は抗議すらできないの?」「日本の政治家がちゃんと仕事している証拠だね。韓国の政治家は何をしているのか…」など、極端な声も。

その他「そもそも南北合同チームが政治的ではないか?」と指摘する声も上がった。(翻訳・編集/堂本

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携