ラオス、中国人観光客の増加に期待と懸念が交錯―香港紙

Record China    2018年8月27日(月) 17時20分

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香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは24日付の記事で、「ラオスで中国人の大量『侵入』への懸念が高まっている」と報じた。写真はラオス北部の古都ルアンパバーン郡。

2018年8月25日、中国メディアの環球網によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは24日付の記事で、「ラオスで中国人の大量『侵入』への懸念が高まっている」と報じた。以下はその概要。

6月に中国の小売りチェーンがラオス北部の古都ルアンパバーンに出店し、地元で大きな話題を呼んだ。だが、注目が集まったのは商品ではなく、店頭に設置されたネオンサインの看板だ。

町全体がユネスコの世界文化遺産に登録されているルアンパバーンでは、こうした広告は禁止されている。看板はその後、通常のものに取り換えられた。だが次々に進出してくる中国企業にラオスでは不安が募っている。

ラオスは人口680万人の小国だが、17年に訪れた外国人観光客数は380万人余りに上る。その11%が中国人で、前年から17%も増えている。17年から建設が始まった中国ラオス鉄道が完成すれば、さらに多くの中国人観光客が訪れると予想されている。

鉄道完成後は、数十万人もの中国人がラオスを訪れるようになるとみられており、ルアンパバーンをはじめとする各都市で激増するであろう中国人への対応やインフラ整備に苦慮することが予想される。

一方で、中国人観光客は巨額の経済効果をもたらすことになる。ルアンパバーンには国際的なホテルチェーンが次々と進出しており、現地では不安を抱えつつも中国マネーに期待を寄せる動きが活発になっている。(翻訳・編集/岡田)

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