<ロンドン五輪>中国人選手、過大な期待と愛国心がプレッシャーに―米メディア

Record China    2012年8月11日(土) 11時4分

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8日、中国はメダル獲得数で米国と首位を争っているが、選手たちのプレッシャーはすさまじいという。写真は11年3月、北京で練習に励む陸上110m障害の劉翔。

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2012年8月8日、新華網によると、米インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙(電子版)は7日、「中国ではオリンピックへの期待が高まりすぎている」とし、中国はメダル獲得数で米国と首位を争っているが、選手たちのプレッシャーはすさまじいと指摘した。

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中国は2008年の北京五輪で優れた成績を残したことや、国がスポーツへの支援を惜しまないことから、金メダル獲得への期待が異様に高く、国の威信や民族のプライド、愛国心から選手たちは過大な重圧を背負わされている。

陸上男子110m障害の劉翔(リウ・シアン)が良い例だが、ほかにも今回のロンドン五輪で銀メダルを獲得した重量挙げの選手がテレビの取材に泣きながら応じ「祖国に申し訳ない」と語るほど、多くの選手が銀・銅ではなく「金を取らなければ」という思いを強いられている。

北京大学の張頤武(ジャン・イーウー)教授は、中国の金メダル熱には歴史的な理由があると指摘する。中国は建国後長らくオリンピックに選手を派遣しておらず、初めてメダルを獲得したのが1984年のロサンゼルス五輪だった。そのため、中国には失われた時間を取り戻したいという強い欲求があるのだという。(翻訳・編集/岡田)

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