中国とアフリカ諸国に新貿易ブーム、今後も増加傾向に=開発援助も急拡大―ドイツ紙

Record China    2012年8月8日(水) 6時9分

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4日、中国とアフリカ諸国の間で貿易量が飛躍的に伸びており、中国政府による開発援助も増加傾向にある。写真は広州で暮らす外国人。

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2012年8月4日、環球時報によると、ドイツ紙ディー・ツァイトが3日、中国とアフリカ諸国間で新たな貿易ブームが起きており、中国政府も後押しをしていると伝えた。

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中国人がアフリカ大陸に押しよせ貴重な資源を買いあさるような報道が多いが、中国は今までもアフリカ諸国と長年におよぶ貿易関係があった。例えば中国経済の一大中心地、広州の旧市街地には約2万〜10万のアフリカ人が居住するエリアがあり、日用衣料などを大量に買い付けている。

近年この中国とアフリカ諸国間に、新たな貿易ブームが起きている。2001年以降、中国−アフリカ諸国の貿易は毎年平均32%増加している。石油産出国のアンゴラだけみても2012年第1四半期(1−3月)の対中貿易は昨年同時期に比べ40.5%増えた。2009年から中国は米国に代わりアフリカ最大の貿易パートナーだ。

現在西側諸国はこの新貿易ブームを冷ややかに見ている。中国人は天然資源にのみ関心を持っており、アフリカの環境保護や人権にはマイナスだとして中国を非難するNGO(非政府組織)も多い。

しかしアフリカ諸国は中国のおかげでようやく20年間に及んだ経済低迷を切り抜けることができた。西側諸国は1990年代にアフリカ諸国を見限ったが、中国は依然として開発援助をしている。先月北京で開催された中国・アフリカ協力フォーラムにおいて、中国政府は今後3年以内にアフリカ諸国に対する開発援助を200億ドル(約1兆6000億円)増加すると約束した。この資金援助は道路、パイプラインといったインフラばかりでなく、学校、病院や文化施設などにも使われる予定だ。(翻訳・編集/YM)

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