新浪新聞の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）アカウントの微天下は21日、南北首脳が会談後に北朝鮮芸術団の公演を鑑賞したと伝えた。

記事によると、9月18日に行われた南北首脳会談の後、文在寅（ムン・ジェイン）大統領と金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長がそれぞれ夫人を伴って平壌大劇場で北朝鮮芸術団の公演を鑑賞した。

記事では、公演の様子を動画で紹介。ショートパンツにタンクトップ姿の女性たちが生き生きとダンスをしながら歌っている様子などが映っている。講演後、文大統領は夫人と共にステージに上がり、芸術団のメンバーと握手を交わし、最後には夫人と共にお辞儀をしているが、この間、ずっと大きな歓声に包まれている。

これに対し、中国のネットユーザーから「80年代の春節聯歓晩会を見ているかのようだ」「30年前の中国のレベルだな」「いまだに80年代で時代が止まっているのか」「なんだかディスコみたいだ」「まるでタイムマシンに乗ったかのような気分だ」などのコメントが寄せられた。

また、「テレサ・テンの時代を真似しているような気がする」「なんだか改革開放初期のようで、文化大革命時代の雰囲気もあり、香港や台湾のような感じでもある」「ちょっとダサいな」などの意見もあったが、多くのネットユーザーがどこか懐かしい感じがしたようだ。

ほかには、「きっと文大統領はこんな公演は見たことがないだろう。そしてこのような民衆による情熱的な大歓声など経験したことがないだろう」というユーザーや、「資本主義の腐敗した空気に満ちている」「こんなに短いパンツをはかせるとは」と驚きを示すユーザーもいた。（翻訳・編集/山中）