Record China 2012年8月8日(水) 7時34分
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3日、中国での労働条件が大幅に改善されているため、条件的に見劣りするロシアに大量の中国人が移民してくることはないとロシア紙が指摘した。写真は中国とロシア・アムール州の労働組合の会談。
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2012年8月4日、環球時報によると、ロシア紙ノーヴィエ・イズベスチヤは3日、中国での労働条件が大幅に改善されているため、条件的に見劣りするロシアに大量の中国人が移民してくることはないだろうと報じた。
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一部のロシア人は極東地区への中国人移民が膨れ上がることを懸念している。中国人労働者は勤勉で、能力が高いだけでなく、待遇への要求が高くなく、ロシア住民の受けもよかったため、ロシア企業が中国人労働者を積極的に雇用してきたことが背景にあった。
しかし、現在は中国本土での労働条件が急速に改善されているため、ロシア企業が昔のように簡単に中国人労働者を雇用できなくなっている。ウクライナのある企業が、肉体労働などの単純労働者を「食事・住居付き、1日10〜15ドル」の条件で募集したところ、その程度ならわざわざ海外へ出かけなくても地元で充分稼げると一笑に付されたという。
現在、中国沿海部では労働者の慢性的な不足が続いており、各企業は労働者を引き止めるため、様々な好条件を提示している。住居だけでなく、農村から出てくるための旅費を提供したり、バスケットボール場や卓球ルーム、フィットネスジム、さらには労働者用のインターネットルームまで開設している企業さえある。また、ボーナスの支給だけでなく、米や油など生活必需品を提供する企業もあるという。企業が労働者に関心を払わなければ、労働者が次々に企業を去ってしまうからだ。
中国南部の工場では、午前8時から午前11時まで勤務し、午後1時まで休息、以降午後6時まで勤務するパターンが一般的。残業を要する場合は、必ず労働者の同意を得る必要があり、かつ残業代を支払わなければならない。平均月給は400〜700ドル(約3万2000〜5万6000円)程度になるため、多くの労働者が貯金をしたり、数年間働いた後に地元へ戻って商店を開業したり起業することを夢見ている。
こうした状況から考えて、中国人が労働条件の劣るロシアへ大挙してやって来ることはあり得ないだろう。(翻訳・編集/HA)
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