EU委員会、危険な中国製玩具のボイコット呼び掛けるビデオ制作―中国メディア

Record China    2012年8月4日(土) 18時33分

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1日、欧州委員会は有害な中国製玩具に対する監督管理をさらに強化。中国製玩具の危険性を消費者に伝えるため、キャンペーン用のビデオを制作した。写真は湖北省の商店で売られる玩具。

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2012年8月1日、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会は劣悪な中国製品、特に中国製玩具に対する監督管理をさらに強化すると発表した。3日付で環球時報が伝えた。

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ベルギーのブリュッセルで開かれた記者会見では、アントニオ・タヤーニ委員(産業・起業促進担当)が中国製の不合格玩具を「危険商品」として紹介。すでにEUは7万ユーロ(約680万円)を投じて中国製玩具の危険性を訴えるビデオクリップを制作したことを明らかにした。

タヤーニ委員は記者会見の席上、子供靴を手に持ちながら「これはわれわれがイタリアで押収した中国製の子供靴だが、基準値含有量の10倍を超えるクロムが検出された。一般的に3mgを超えるものは有害な発がん性物質とみなされる。EU加盟国の商店で売られている玩具は大部分が中国製だ」とし、欧州委員会のデータでは中国製品の58%が偽造・危険商品であり、その範囲は多岐にわたり、こうした劣悪な中国製品が欧州の雇用事情に深刻な打撃を与えていると語った。

同時に消費者に向けては、玩具を購入する際にEUの基準合格を示すCEマークの有無を確認するよう注意を喚起。この夏のバカンス期間明けには、EUは2013年から2015年に適用される、より厳格な検査や認証に関する規制策を打ち出すという。ここ数年、EUの中国製玩具に対する批判が相次いでいるが、基準に満たない中国製玩具が原因で子供が事故に遭った事例を1度も示していない。(翻訳・編集/本郷)

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