Record China 2018年8月15日(水) 11時40分
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新華網は、インドで日本の新幹線方式を採用した高速鉄道整備が進められているが、建設に反対する声が住民の間から上がっていると伝えた。写真はムンバイの駅。
2018年8月14日、新華網は、インドで日本の新幹線方式を採用した高速鉄道整備が進められているが、建設に反対する声が住民の間から上がっていると伝えた。
日本が受注したのは、マハーラーシュトラ州ムンバイとグジャラート州アーメダバード間の508キロを結ぶインド初の高速鉄道。路線は約9割が高架あるいは地下となり、12駅が配置される計画となっている。
記事によると、沿線のあるレストラン店主は「住民の誰もが反対している」と話す。ある村人によると、抗議の声が出ているのは政府の補償額が足りないからではなく、高速鉄道そのものに不安や疑問を感じているからだという。
記事は「計画では、従来の鈍行列車ならば老朽化はしていても安価な運賃で往復できたが、高速鉄道ではその何倍もの料金がかかる。頻繁に起こる抗議で工期が遅れ、さらにコストが跳ね上がるのではないかともみられている」と伝えた。
また、「予定では12月には土地収用が完了し、2023年の完成が見込まれている。インド側は2022年8月15日のインド独立75周年記念日までの運行開始を望んでいるが、今のところ工事は一向に進んでいない」と指摘。「日本は、今回は超低金利で輸出し、将来的に利益を回収しようとの考えだが、あまりに高価な日本の新幹線はインドには適さないと見ている人がインドでは少なくない」と報じている。
記事は「高額すぎる日本の新幹線方式はインド市場で需要を伸ばすのは難しいと予想されている。また、運賃が高額なため限られた人しか利用できず、いずれ保守しきれなくなるのではないかと予想する人も多い」などと伝えている。(翻訳・編集/岡田)
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