台湾初の慰安婦像設置へ、がっかりする日本人に台湾ネットの反応は?

Record China    2018年8月14日(火) 11時40分

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14日、台湾メディア・アップルデーリーは、台湾初の従軍慰安婦像が台南に設置されたことに対する、日本ネットユーザーの反応を伝えた。写真は馬前総統と昨年亡くなった元慰安婦女性の陳蓮花さん。馬前総統のフェイスブックより。

2018年8月14日、台湾メディア・アップルデーリーは、台湾初の従軍慰安婦像が台南に設置されたことに対する、日本ネットユーザーの反応を伝えた。

記事は「台湾初の慰安婦像が台南市の繁華街に設置され、14日に除幕式が開かれる」とし、日本メディアが、「慰安婦の設置者が人権団体名義となっているものの、設置場所が台南市の国民党支部敷地内であり、同党の馬英九(マー・インジウ)前総統も出席する予定だ」と報じていることを紹介した。

設置団体とされる「台南市慰安婦人権平等促進協会」によると、慰安婦像は台湾人作家が制作したもので、背面には日・英・中・韓の4つの言語で「1937年の日本軍による南京占領後、30万人が虐殺され、慰安婦の数は20~40万人に上った。国連人権委員会は、慰安婦が性奴隷であったことを認めている」との説明があるそうだ。

このニュースに対して日本のネットユーザーからは「台湾までもこうなるとは、本当に腹が立つ」「台湾は親日だと思ってたのに、本当にがっかり」「来年予定していた台湾旅行を止めることにした」との怒りの声が上がる一方で、「反日親中勢力の仕業かな」「やっぱり国民党の仕業だよ」「蔡英文(ツァイ・インウエン)総統の良識ある対処に期待する」「国民党は台湾共産党に名前を変えろ」「近隣住民は迷惑だろうな」といったコメントも寄せられたと紹介している。

一方、これを見た台湾のネットユーザーからは「国民党を倒さなければ台湾は良くならないと思ってたけど間違いだった。国民党を徹底的に消さなければ台湾は良くならない」「慰安婦像を設置するなら831部隊(※国民党支配下の台湾に存在した軍の娼館)についても取り上げるべきでは?国民党は当時『外国人』だった。台湾を攻撃した外国人も謝罪すべきじゃないのか」「陳文成氏(※1981年に謎の死を遂げた、台湾の民主活動家)の像も建てろよ」といったコメントが寄せられた。

ただ、「どうして台北に建てないのか」「台湾の慰安婦は少なかったが、その半数近くは原住民だった。これは紛れもなく台湾史の一つ」「これが日本人が一貫して台湾人を見下している理由。日本人の目には、台湾人はずっと日本人のために自発的に慰安婦になったと映ってるんだよ」という意見も見られた。(翻訳・編集/川尻

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