生活情報サイト・58同城がこのほど発表した「2018年第2四半期人材募集報告」によると、広州市の人材市場では需要と供給が大幅な伸びを示し、成都地域では人材募集の勢いが上昇を続け、若いホワイトカラーは新一線都市で働くことを希望する人が多い。北京晨報が伝えた。

今年上半期には、新一線都市における「人材誘致競争」政策のキャリーオーバー効果により、一線都市と新一線都市で求職と人材募集の意欲をめぐり逆転現象が起きた。同報告によると、第2四半期の人材募集の意欲度の前期比上昇幅では東莞が24．38％上昇、広州が23．21％上昇、成都が21．30％上昇で上位3位に並んだ。新一線都市が2席を占めており、就職先としてさらに人気が高まったことがわかる。一線都市は人材流出傾向が明らかで、求職の意欲度では新一線都市と一線都市の差が徐々に縮まっている。新一線都市・成都の場合、人材募集の意欲度が上昇を続け、広州と上海を抜いて3位に躍り出た。

サービス業の急速な発展に促されて、レストラン、小売、生活サービスなどの基礎的サービス類を提供する職種で人材ニーズが安定的に上昇した。ただこうした職種はハードルが低い、賃金の競争力が低い、仕事がきついといった要因により、人材の流動性が高いという問題も生じており、企業は常に人材を募集し続けなければならない局面に陥っている。58英才招聘研究院の李妍院長は、「基礎的製造業には、従来型製造業からスマート製造業へのモデル転換の流れが明らかで、一般労働者も技術者も人材ニーズが上昇しているだけでなく、専門的技能を備えた技術者や質の高い技術者の不足がますます深刻化している。人気職種のうち、技術職の人気が特に高く、他を大きく引き離した。企業の人材ニーズの高い職種には、販売、外食、人的資源管理、小売、技術職などが並んだ」と述べた。

95後（1995年から1999年生まれ）や00後（2000年代生まれ）が社会に出るにつれて、創造性と能動性を備えた職種により注目が集まるようになり、販売、研修、美術、インターネットなどの産業が上位に並んでいる。サービス業は今や堂々たる雇用のエンジン役で、販売、顧客サービス、行政などの職種は人材募集データが他を大きく引き離している。（提供/人民網日本語版・編集/KS）