高齢化進む崖の上の村、観光強化するも出稼ぎの若者を呼び戻せず―山西省忻州市

Record China    2012年7月30日(月) 15時56分

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23日、中国・山西省忻州市寧武県に、崖の上に建てられた小さな村がある。最も多かった時で、村には140人ほどが住んでいたが、今は7、8世帯の合わせて20人ほどにまで減ってしまった。

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2012年7月23日、中国・山西省忻州市寧武県に、崖の上に建てられた小さな村がある。最も多かった時で、村には140人ほどが住んでいたが、今は7、8世帯の合わせて20人ほどにまで減ってしまった。チャイナフォトプレスが伝えた。

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彼らは小麦の一種で作った麺やジャガイモを主食にし、鶏や羊などを飼って自給自足の生活を送っている。現金は、付近で摘み取ったきのこを売って得るそうで、年に3000元(約3万7000円)ほどの収入になるという。以前は農作物を作っていたが、イノシシの被害が大きく今は少ないという。なぜ村が崖の上に建てられているのかということに関しては、戦乱から逃げるためや、信仰によるとものと諸説ある。

神秘的でインパクトのあるこの村だが、働き手の若者が都会へ出稼ぎに行ったために、高齢化が進んでいる。一方で村の風景は多くのカメラ愛好者を引き付け、村の開発費として2000万元(約2億4700万円)の投資も得た。今後は村の家を修繕し、観光を強化していく予定だが、出稼ぎに出ている若者の興味は引けず、隔離された村では息苦しさを感じると語る若者もいたという。(翻訳・編集/内山)

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