2012年7月25日、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が既婚であることを国営の朝鮮中央テレビが初めて公に放送した。平壌の遊園地の竣工式に夫人と共に訪れたと報じ、その名を「李雪主（リ・ソルジュ）」であると紹介した。正恩氏との間には2010年生まれの娘がいるとみられている。

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“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、「金正恩、すでに結婚と判明」とのキーワードが検索件数ランキングでトップに上昇。26日午前時点ですでに400万件以上の関連投稿が確認されている。主な反響は以下の通り。ちなみに中国のインターネットでは金正恩氏に「金三胖（金氏三代目のデブ）」とのあだ名がついている。

「結婚、フツウのことじゃん！」

「スイス留学の経験からかな、彼にはファーストレディという概念があるのだろうか。先代のように既婚の事実や配偶者を隠し続けられるものでもないと思ったのだろうね」

「一族としての使命だよ。政略結婚のない世界だったらそれこそマトモじゃないだろう」

「結婚しようと離婚しようと中国人にはみじんの関係もない」

「金三胖はなんで結婚を隠していたの？ファンの夢を壊すから？それとも“独身貴族”でいるほうがイメージ的にカッコイイとでも思ってたの？」

「金正恩が既婚者だとわかり、かの地では多くのうら若き女性が悲しんでいるのだろう。あちらでは最上品の金持ち男だもんな」

「金正恩の髪型、ダサすぎるだろ。奥さんがうっとりと彼を見つめている写真を見たけど、“あばたもえくぼ”って本当なんだね」

「新婚夫婦っていつでも祝福すべき存在だし、もちろんそれは金正恩夫婦でも同じ。ただし、我々がそれに先んじて気にかけるべきなのは北朝鮮の国民についてだ」

なお、“中国版ツイッター”には一般からの投稿として以下のような情報も。李雪主氏はかつて、北朝鮮では“先進的”とされる音楽ユニット普天堡（ポチョンボ）電子楽団でボーカルを務め、“北朝鮮のテレサ・テン”とも称されるとのこと。(翻訳・編集/愛玉)