2018年8月6日、韓国・東亜日報は、韓国人の宿泊マナーが問題になっていると報じた。

記事によると、韓国では最近、ホテルの部屋を貸し切って知人らとパーティーを楽しむ「ルームパーティー」や「ホカンス（ホテル＋バカンス）」文化が広まっており、週末になるとホテルは韓国人客でにぎわうという。

しかし、利用客のマナーが問題になっているといい、ホテルの客室清掃担当者によると「部屋に散乱する酒びんや嘔吐（おうと）物」「壁紙の剥がれ」「カーペットの汚れ」などがひどく、「『お金を払っているのだから何が悪い』と考える韓国人が多い」と指摘している。

また記事は、日本など他国の宿泊客とも比較している。ある韓国人は「一緒に宿泊した日本や台湾の友人が、退室時にベッドメーキングをしていて驚いた」と話した。また、あるホテル関係者は「使用済みのタオルやガウンを見れば宿泊客のレベルが分かる」とし、「韓国人は床に放置しているケースが多く、日本人や欧州人は浴槽の中や洗面台の脇に置いている」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では1800件近くものコメントが寄せられている。「韓国が先進国になれないのは、市民意識が原因」「『自分の物じゃないから』というマインドが強いようだ」「中高生の部屋の使い方もひどい。事前教育や現地できれいに使用するよう指示しても誰も守らず、結局は担任が掃除する。韓国の教育に問題がある」「家庭教育がひどいから。他人に迷惑かけても『子どもだからしょうがない』『なんで私だけ？』と考える」などと原因を指摘する声が目立つ。

一部では「批判するのではなく、啓蒙する文章をもっと掲載してほしい。韓国人だってしっかりできるはず」「私は守るべきことを守って宿泊している。その代わり、メードの方々もどうかトイレのスポンジでコップを洗うのはやめてね（韓国でも今年2月に物議を醸した問題） 」などと反論するユーザーも見られた。（翻訳・編集/松村）