人民網日本語版 2018年8月3日(金) 2時10分
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乗客がスマホをかざして改札口を出ようとしたものの、スマホが電池切れで出られないというトラブルが起きないよう、北京地下鉄の各駅にこのほど、モバイルバッテリーが配置された。写真は北京の地下鉄。
乗客がスマホをかざして改札口を出ようとしたものの、スマホが電池切れで出られないというトラブルが起きないよう、北京地下鉄の各駅にこのほど、モバイルバッテリーが配置された。また、「微信支付(WeChatペイ)」によるキャッシュレス乗車も可能になった。北京市交通委員会が30日の取材に対して明らかにした。北京青年報が伝えた。
北京市軌道交通指揮センターの戦明輝(ジャン・ミンフイ)センター長によると、QRコードをスキャンしてキャッシュレス乗車ができる専用アプリ「易通行」が今年4月29日から使えるようになって以降、1日最多で延べ108万1000人が同サービスを利用し、これまでの利用者は累計で延べ5600万人以上に達している。北京地下鉄全線で同サービスが利用できるようになって以降、片道切符の使用量は15%減と、明らかに減少した。同サービスの利用数が最も多い駅トップ5は、北京南駅、十里河駅、北京西駅、西単駅、及び東直門駅だ。それらの駅は片道切符の使用割合も比較的高い駅だ。
戦センター長によると、北京の鉄道交通のサービスを一層向上させるために、さまざまな精算スタイルを導入しており、「易通行」では微信支付を使った精算が先週から可能となった。現在、「易通行」を使う場合、工商銀行、微信支付、支付宝(アリペイ)、京東支付で精算することができ、非常に便利になっている。
QRコードをスキャンして地下鉄に乗るというのは非常に便利である反面、スマホが電池切れで改札口から出られなくなるというケースもある。その際に現金精算の手続きをし直すというのも手間がかかる。そのため、前出センターの関連の担当者によると、各駅にこのほど、モバイルバッテリーが配置され、電池切れになった乗客に無料で貸し出している。今後は、充電できるセルフサービス機器を各駅に設置する可能性もあるという。
その他、今後は改札口に顔認証システムを導入する予定という。戦センター長によると、現在、顔認証システムの試験段階に入っており、今後識別能力のテストが行われる。ただ、地下鉄は利用者が非常に多く、大勢の乗客がそのシステムを利用して改札口を通ることができるようにするためには、システムの継続的なアップデートが必要だ。北京地下鉄で顔認証システムが正式に導入される時期は今のところ未定という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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