Record China 2012年7月16日(月) 16時7分
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12日、中国のジャーナリスト、尹鴻偉氏は「中国の商業文化がカンボジア人を困惑させる」と題した記事を発表した。写真はカンボジア。
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2012年7月12日、中国のジャーナリスト、尹鴻偉(イン・ホンウェイ)氏は「中国の商業文化がカンボジア人を困惑させる」と題した記事をブログサイトに掲載した。以下はその内容。
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カンボジアの首都・プノンペン周辺には中国を含む外資系の工場が立ち並んでいる。各工場には多くのカンボジア人が働いており、月収は70ドル(約5500円)から100ドル(約8000円)の間だ。ある縫製工場の中国人技術指導者は現地従業員について「文化レベルが低く、教えるのに苦労する。一生懸命働こうという気持ちもない」と話す。
中国政府はこれまで一貫してカンボジアの経済発展に協力してきた。特に中国企業に対しては現地への投資を奨励。2009年からはカンボジアからの輸入品400品目以上に特恵関税を実施している。しかし中国企業独特の商業行為が現地で問題になっている。
プノンペンで商売をしている華人女性は「中国商人の習慣は非常に悪い。カンボジアでビジネスをするのに、まず現地高官に取り入って何かと便宜を図ってもらおうとする。なぜ現地のビジネスマンと取引しないのかと不思議に思っていたが、彼らは中国国内と同じやり方をしているだけだった。カンボジアメディアも中国人の『政界と企業の深刻な癒着』をとりあげているほどだ」と話した。
こうした中国的商業行為に不満を抱いているカンボジア人は多い。一部の政府高官による汚職はすでにカンボジア国内では深刻な問題になっており、国家のイメージや経済発展を著しく傷つける行為だとして、カンボジア政府も汚職撲滅に懸命だ。不正が発覚した高官が更迭されるケースも多いなか、中国人は常に新任の高官に金品を贈って特別な関係を築こうとしているのだ。
中国政府は貿易活動を通じて国内に外貨を流入させることを奨励してきたが、不道徳で不正な商業行為を罰したケースは非常に少ない。こうした状況が中国企業や中国製品に対する海外での評価を下げる原因になっている。しかも海外に進出する中国企業や商人は組織を作らず単独で現地に乗り込むことが多い。協会や連盟の決定事項に従うことを嫌い、現地企業や協会と友好的な協調関係を結ぼうとしない。東南アジア各国における中国人や中国企業の「てっとり早く稼ぐ」やり方はすでに周知の事実となっている。長期的投資をする気持ちなどなく、さっさと稼いで現地から引き揚げる中国人の姿勢は、カンボジアの人々から中国に対する友好の気持ちを徐々に奪っていくだろう。(翻訳・編集/本郷)
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