Record China 2018年7月28日(土) 8時20分
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中国メディアの虎撲足球は25日、ポルトガルメディアの報道を引用して、中国でサッカークラブの監督をしているポルトガル人が「中国の空気の質は悪い」と語ったことを伝えた。写真は成都市。
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中国メディアの虎撲足球は25日、ポルトガルメディアの報道を引用して、中国でサッカークラブの監督をしているポルトガル人が「中国の空気の質は悪い」と語ったことを伝えた。
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ポルトガルメディア「O MIRANTE」はこのほど、四川省成都市で監督をしているポルトガル人のチアゴ・カパース(Tiago Capaz)氏(43)を取材。カパース氏は以前、ポルトガルでユース世代の育成に携わっていたが15年末に失職した。その直後に、中国からのオファーがあり、迷わず快諾。16年2月に成都市にやってきたという。
カパース氏は「中国は非常に良い条件を提示してくれた。今回のチャンスはタイミングが良かった」と話した。中国に来た当初は食習慣やコミュニケーションなど慣れないことも多かった。練習では通訳がいるため問題ないという。
ある日、面白いことがあったといい、「タクシーに乗った時、運転手が通訳に、私はどこの国から来たのかと尋ねた。答えを聞くと、運転手は振り返ってとても流ちょうなポルトガル語であいさつしてくれた。本当にうれしくて、忘れられないよ」というエピソードを語った。この話は、クリスティアーノ・ロナウドの耳にも届いたという。
また、カパース氏は「中国とポルトガルにはとても大きな違いがある」とし、国土や人口の違いを挙げた後、大気汚染の問題に触れ、「(中国で)以前、何日間も青い空が見られなかったこともある」と語った。また、一部SNSへのアクセスがブロックされていることも「残念だ」としている。一方で、中国の良いところとして「治安」を挙げ、「ここではレストランに財布を忘れても、わざわざ届けてくれるんだ」「中国の多くの場所がポルトガルより安全だ」と話しているという。
財布を届けてくれたというエピソードに、中国のネットユーザーからは「当然。外国人は中国ではお客様」「あなたは西洋人だから絶対になくしたものは戻って来る。中国人なら子どもまでいなくなってそのまま見つからない」「外国人に媚びる制度」などのコメントが寄せられた。これは、中国当局が外国人を優遇していると言われていることが背景にあるようだ。
また、大気汚染については「成都はもともと青空があまり見られない場所。汚染とは関係ない」「四川省は多湿。この方は霧とスモッグをごっちゃにしてるのでは?」「今の中国の空気はだいぶ良くなった。どこが悪いっていうんだよ」といった反論が多く寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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