Record China 2018年7月19日(木) 16時20分
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18日、新華網は、「日本のサッカーはどうしてこんなに強いのか?高校サッカー大会が中国スーパーリーグに完勝」とする記事を掲載した。写真は中国スーパーリーグの試合。
2018年7月18日、新華網は、「日本のサッカーはどうしてこんなに強いのか?高校サッカー大会が中国スーパーリーグに完勝」と題する記事を掲載した。以下はその概要。
日本の高校サッカー選手権大会は1917年に始まり、戦争などによる5回の中止を除き、毎年1回開催されている。全国4000校余りが地区大会に出場し、それぞれ勝ち抜いた都道府県代表48チームが全国大会に参加する。全国大会は年に1度のサッカーの祭典と言える。今年の正月前後に行われた96回大会では、47試合で観客のべ30万人余り、1試合当たり約6300人を動員した。特に決勝はJ1リーグにも引けを取らない4万1337人が試合を観戦した。そして、準決勝と決勝では小学生3000人に無料のチケットが配布されている。
優勝校には賞金は出ないが、地元に帰ると手厚い待遇を受ける。自治体や市民がこのイベントをいかに重視しているかがわかる。今回優勝した前橋育英の地元・群馬で開かれたパレードでは3万人が見物に訪れ、県からは「県民栄誉賞」が贈られた。
全国大会はテレビ中継されるほか、新聞社が後援しており、大々的に報道される。さらに人気や影響力を高めるため、02年からは大会OBの一流選手がイメージキャラクターを務めている。今大会は大迫勇也で、これまでに川島永嗣、岡崎慎司、柴崎岳、長谷部誠らも担当した。また、女性タレントが「応援マネージャー」に就任して大会を盛り上げる。人気や影響力の高さから、多くの大手企業がスポンサーになっているのだ。
毎年開催される高校サッカー選手権は、プロクラブによる新人発掘の重要な場にもなっている。本田圭佑や柴崎岳もこの大会でのパフォーマンスによってプロの道が開かれた。各学校の部活を軸とする日本の高校サッカーでは、各種大会をはじめとする試合が多く行われており、十分な実戦機会が実力向上に寄与している。また、社会におけるサッカーを取り巻く雰囲気づくり、サッカー文化の普及にも非常に大きく貢献しているのだ。(翻訳・編集/川尻)
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