広東の友人一家は日本車好き、そして父が日本車にこだわる理由は…―中国コラム

Record China    2018年7月21日(土) 23時50分

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中国の広東省では日本車を見かけることが多いことから、中国では「広東人は日本車が好き」という印象を持つ人も少なくない。写真は広東省広州市。

中国の広東省では日本車を見かけることが多いことから、中国では「広東人は日本車が好き」という印象を持つ人も少なくない。この現象について中国ネットではさまざまな分析が見られており、7月17日には中国のポータルサイト・捜狐が関連したコラムを掲載した。以下はその概要。

広東人が日本車をひいきにする理由について、中国の改革開放初期に日本車が広東省に多く入ったことで定着した説や、同じ広東語を話す香港の影響を受けた説などネットでさまざまな分析が見られる。広東省広州市出身の人間として、私は日本車が「庶民的」であることが広東人の実用を重視する特徴にマッチしていると考える。日本車は戦後の奮闘で高品質なものづくりを実現し、20年物の日本車が走る姿を目にすることもある。広東語圏の人間は、「高ければ高いほど良い」という考えよりも「事足りたらそれで良し」という考えを持つ人が比較的多い。彼らにとって、20年たっても走れる日本車を拒む理由はないのだ。

私の中学の同級生は広州市では裕福な家庭だが、家族全員日本車に乗っている。母親はカローラで、父親はクラウン。そして同級生はカムリに乗っており、弟はスズキの車を買う予定だ。

日本車の庶民的な点が広東人の実用主義にマッチしたほかに、私の父親は面白い理由を語っている。父はこれまでに日本車を6台も買い替えてきたが、理由を聞くと「日本車の空調は涼しいからだ」と話していた。実はこの理由は父だけではなく、60代の父と同年代の人の多くが語る理由となっている。東アジアや東南アジアなど夏の暑さが厳しい地域では車の冷房性能を重視する傾向があり、日本車の冷房機能が欧米車より優れていることが人気となった理由だろう。(翻訳・編集/内山)

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