名門高校の副校長、15年前の男子生徒へのわいせつ行為でクビ―上海市

Record China    2012年6月29日(金) 10時18分

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28日、中国上海市の名門高校に通っていた複数の男性が、在校時に当時の物理教師から「身体検査」と称したわいせつ行為を受けていたことが分かった。写真はわいせつ事件の舞台となった華東師範大学第二付属中学(=高校)。

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2012年6月28日、中国上海市の名門高校に通っていた複数の男性が、在校時に当時の物理教師から「身体検査」と称したわいせつ行為を受けていたことが分かった。人民日報(電子版)が伝えた。

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上海の華東師範大学第二付属中学(=高校)を1997年に卒業した複数の男性がミニブログで告発し、発覚した。当時の物理教師で現在は同校の副校長をしている張大同(ジャン・ダートン)氏が、「身体検査」と称して彼らに「下品な行為」を繰り返していたというもの。具体的な行為については書かれていなかったが、「下品な行為」がわいせつ行為を指していることは明らか。

15年間の沈黙を破り、告発に至った理由について、男性の1人は「自分の子どももそろそろ高校入試の年齢になる。当時の自分と同じ思いはさせたくなかった。こうした問題をうやむやにしたままではいけない」「母校を愛しているからこそ、膿を出し切ってもらいたい」などと話している。

これを受け、同校は28日、張氏が「教師として道徳に欠いた行為」をしたとして、免職処分にしたことを発表した。張氏は同校が開設した中学校の校長も務めているが、こちらも近く解任される見通し。物理教師として教え子を国際物理オリンピックで7度金メダルに導くなど、多くの功績を残しており、学生たちからは「伝説中の伝説」の人物と呼ばれていた。(翻訳・編集/NN)

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