中国に気を遣うハリウッド、マイナス描写減る―米紙

Record China    2012年6月17日(日) 6時24分

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13日、ハリウッド映画界で中国の影響力が拡大しており、本能的に中国に気を遣うようになっているという。写真は米映画「2012」。

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2012年6月13日、環球時報によると、米ロサンゼルス・タイムズ紙は12日、ハリウッド映画界に対する中国の影響力拡大について、「中国のビジネスパートナーと巨大映画市場を満足させるために、本能的に中国に気を遣うようになっている」と指摘した。

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映画「サーモン・フィッシング・イン・ザ・イエメン」(2011年、ラッセ・ハルストレム監督)には、中東のダム建設現場で中国人技師が専門知識を披露する場面があるが、原作にはなかったものだ。また、「2012」(09年、ローランド・エメリッヒ監督)では、米ホワイトハウス職員が中国を賛美する。これらの中国を“持ち上げる”描写は、中国のビジネス相手や観客を満足させるためのものだ。

中国の検閲を通すため、欧米の映画会社が中国のマイナスイメージを植え付けるシーンをカットするケースが増えている。「メン・イン・ブラック3」(12年、バリー・ソネンフェルド監督)は中国公開に際し、当局に「華人のイメージを損なう」と指摘されたことを受け、チャイナタウンのシーンを短縮した。南カリフォルニア大学の映画専門家は「ハリウッドはいまや、中国人以上に中国に気を遣っている」という。

ある映画製作者は匿名を条件に打ち明けた。「外国の検閲制度がわれわれの映画製作に影響を与えている。ハリウッド史上初めての事態だ」。海外収益が重要になるに伴い、ハリウッド映画界が外国文化に慣れ、中国の関与と出資、圧力も増している。(翻訳・編集/AA)

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