ありがとう日本代表!今夜、君たちは尊敬を再び勝ち取った―中国メディア

Record China    2018年7月3日(火) 22時20分

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3日、澎湃新聞は、サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメントで、ベルギーに惜敗した日本を称賛した。資料写真。

2018年7月3日、澎湃新聞は、サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメントで、ベルギーに惜敗した日本を称賛した。

記事は、W杯決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦した日本が、2-3で惜敗したことを紹介。「予選リーグ最後の試合で、日本が決勝トーナメントに進出するために『消極的な試合』をしたことが少なからぬ論争を引き起こした。しかし、この試合で、日本は尊厳を勝ち得た」と、日本代表を高く評価した。

その上で、「ベルギー戦を前に日本が勝つ見込みがあると思った人は誰もいなかった。ベルギーメディアに至っては、ブラジル戦を前にしたウオーミングアップだとさえ言っていた」と指摘。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでも、ベルギーは3位であるのに対し、日本は61位と大きな差があったことや、23人の代表選手の市場価値で比べると、ベルギー代表の市場価値は7億5400万ユーロ(約985億4000万円)であるのに対し、日本代表は7240万ユーロ(約94億1200万円)と1桁もの差があったと紹介した。

このように、数字上では大きな差があった日本だが、記事は「試合では(ベルギーの)一辺倒になることはなく、むしろ日本代表は『主客転倒』となった」と分析。後半早々に日本が2得点を挙げたことを、「多くの観衆の度肝を抜いた」と伝えた。その後にベルギーが2得点を挙げて追いつき、アディショナルタイムで逆転したが、「決勝トーナメントで2点差から逆転勝ちしたのは1970年以来のことだ」とも指摘している。

記事は、激戦の末に惜敗した日本を「負けはしたものの栄光を勝ち取った。8強入りの夢はかなわなかったが、日本のW杯16強入りはすでに3度目だ」と称え、中国のサッカーファンから「日本サッカーは東アジアの発展の方向性を見せてくれた。技術力と戦術に種族は関係がない。着実な青少年の訓練と挙国一致のサッカー理念こそが、殻を破る鍵だ」との声が寄せられたことを紹介。そして「この素晴らしい試合は、外界からの称賛を得ており、FIFAのSNS公式アカウントには『こんなにも素晴らしい試合を捧げてくれてありがとう』などのコメントが寄せられている」とも伝えた。(翻訳・編集/山中)

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