Record China 2012年6月13日(水) 8時52分
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12日、中国共産党の機関紙、人民日報が掲載した北朝鮮の教育制度を賞賛する記事が「事実に目を背け、世襲による独裁制度を賞賛している」としてネット上で嘲笑を浴びている。写真は北朝鮮。
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2012年6月12日、中国共産党の機関紙、人民日報が掲載した北朝鮮の教育制度を褒めたたえる記事が「事実に目を背け、世襲による独裁制度を賞賛している」としてネット上で嘲笑を浴びている。シンガポール華字紙、聯合早報が伝えた。
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「朝鮮の未来、愛の中で育つ」という記事は、北朝鮮が11年間の無料教育制度を実施し、平壤蒼光幼稚園には500人の子供が同時に食事できる食堂があり、食事は一日5回、栄養士もついていると伝えている。また、医療が無料で提供され、妊婦の入院中は食事もすべて無料、双子以上の場合は国家指導者からのプレゼントまで贈られるという。
北朝鮮の医療、教育制度を手放しで賞賛するこの記事について、捜狐などの商業サイトの他、人民日報傘下の環球網にも「事実とかけ離れた官製メディアの特色ある嘘」だという批判が書き込まれている。
あるネットユーザーは、世界食料計画の報告書を引用し、北朝鮮では慢性的な食糧難により、女性や児童の約三分の一に栄養不良や発育の遅れのあることを指摘、「今の北朝鮮は中国の毛沢東による計画経済時代の縮図であり、国営メディアによる北朝鮮の賛美は歴史を巻き戻しかねない行為だ」と述べている。
また、ネット掲示板には「北朝鮮は2012年には”強盛大国”を建設して英米を追い越し、先進国になるそうだが、50年たっても社会主義の初級段階にあるわが国が”強盛大国”に援助を続けているのはなぜだ」「中国の農村の子供にも一日三食食わせてやれ」といった意見が出ている。
また、「報道は人民日報と北朝鮮の労働新聞の相互交流の産物であり、いわば”空気を読んだ”記事にすぎないが、今の中国では文革的な虚構の宣伝は必ず叩かれることになる」との指摘もあった。(翻訳・編集/長河)
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