薄熙来氏の妻、汚職事件に強い北京の弁護士に依頼か―仏メディア

Record China    2012年6月12日(火) 11時54分

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10日、薄熙来・前重慶市党委書記の妻で英国人ビジネスマン殺害事件に関与したとされる谷開来・容疑者が、汚職問題に強い北京の弁護士に弁護を依頼したと英メディアが報じた。写真は07年1月、薄氏とともに薄一波氏の追悼会に参加した谷容疑者。

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2012年6月10日、ロイター通信は、薄熙来(ボー・シーライ)前重慶市党委書記の妻で英国人ビジネスマン殺害事件に関与したとされる谷開来(グー・カイライ)容疑者が、汚職問題に強い北京の弁護士に弁護を依頼したと報じた。フランスの国営ラジオ局RFIが伝えた。

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記事は匿名の情報筋の話として、谷容疑者の家族が北京市縦横弁護士事務所の沈志耕(シェン・ジーゴン)弁護士に依頼したと報じた。同弁護士事務所はかつて、収賄の罪に問われた中国公安部の李紀周(リー・ジージョウ)元副部長の弁護も担当している。

ロイター通信が沈弁護士に事実確認をしたところ、「まだ決まっていない。谷容疑者とは会ったこともない」と答え、否定をしなかったという。弁護を引き受ける可能性については、「この問題を語ることは司法部門から禁止されている。私はマスコミの取材に応えることも許されていない」とコメント。「公安部はかなりの権限を持っている。特に正式に起訴される前に容疑者が弁護士と連絡を取り合おうとしても、公安部がダメといえばそれまで」と答えた。

中国共産党は秋の第18回全国代表大会(18大)までに決着をつけたい意向とみられており、7月に党幹部が避暑地の河北省・北戴河で行う会議の前に谷容疑者に執行猶予付き死刑判決が言い渡される見通しだと米華字メディアが伝えている。谷容疑者と使用人だった張暁軍(ジャン・シャオジュン)容疑者がともに「故意殺人罪」の容疑で司法機関に送致されている。(翻訳・編集/NN)

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